A.K Laboの今月の月替り郷土菓子は、オクシタニー地域圏エロー県の小さな街ペズナスより、プティ・パテ・ド・ペズナス。
羊肉を詰めた、小ぶりな糸巻き型の焼菓子で、ペズナスに18世紀から伝わる名物らしい。
甘みを抑えた生地は、サブレのようなほろほろとした口あたり。中のお肉はほんのり甘くて意表をつかれる。レーズンが入っているし、レモンのさわやかな風味も感じるし、一番の特徴はスパイスの香り。これはナツメグだっけか。
とにかく肉の臭みは一切なくておいしかった。
そして、今日は「ミモザの日」ということで、かわいらしいミモザのおまけがついてきた。
どういうことか?と調べてみると、「国際女性デー」の本日、イタリアでは男性が日頃の感謝を込めて身近な女性へミモザを贈る習わしがあり、「ミモザの日」と呼ばれているらしい。
そういえば、店頭には「ミモザ」の名のケーキもあった。
ザクザク香ばしいクッキーの台の上に、ナッツ入りチョコでコーティングしたカシスのムース。そしてカシスのクリームとすみれの花に、カシスのマカロンをトッピング。
カシスムースの中には、さらにバニラとショコラのムースも二層になって包まれているという贅沢な一品。
カシスの甘酸っぱさとチョコのコクが合わさって美味。スミレもエディブルフラワーのようなので、一緒にいただきました。
【Data】
店名:A.K Labo
場所:東京都武蔵野市中町3-28-11
価格:プティ・パテ・ド・ペズナス・・324円
ヴィオレ・・・・・・・・・・・496円