Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

ふんわり

春先にめでたく結婚した甥っ子が、先日、彼にとっての祖母や叔母(私)、叔父に
挨拶をと、夫婦で訪ねて来てくれた。


まあ、結婚したとはいえ、お互いの仕事の都合により、ひとまず婚姻届を提出した
だけの状態。式も披露宴もまだなので、実際に奥さんに会うのはこれが初めてだっ
たけど、こんな素敵なお嬢さんが伴侶になってくれたとは、おばちゃん、涙腺決壊
だよ。


その彼女から、ご実家の近くにあるという和菓子屋さんのお菓子を手土産にいただ
いた。


手提げ袋の中に入っていたのは、朝顔の花を模したかわいらしい巾着。



中身は最中、マドレーヌなど和洋菓子の詰め合わせ。
そういえば、この小判型の最中は以前に食べたことがあるぞ。



4つのお菓子のうち、今日はふんわりというのをいただいてみる。




黒糖風味の蒸しカステラ生地で、こしあんを柏折りに包んだお菓子。
生地は「ふんわり」という名前の通り、とてもきめ細かくしっとりしてスフレっぽ
いけど、それなりの固さもある。原材料を見ると卵白と山芋を使っているのが、こ
の食感のキモかな。
こしあんも甘すぎず、なかなかおいしうございました。


彼らの先にあるのは、たぶん平坦な道だけじゃないだろうけれど、二人ならば手を
携えて歩んでいけることでしょう。1+1は2どころか3にも4にもなるから。


下流中年のおばちゃんは、せめて気持ちだけでも贈らせてもらいますよー。


【Data】
 製造者 :株式会社億万両本舗 和作
 場 所 :神奈川県横浜市旭区中白根1-9-13
 入手元 :甥の妻より