Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

クッサン・ド・リヨン / モンブラン

A.K Laboの今月の郷土菓子は、ローヌ・アルプ地域圏ローヌ県よりクッサン・ド・リヨン。直訳す
るとリヨンのクッション。
フランス観光開発機構オフィシャルサイトに由来など詳しい情報があったので、転載させていただ
きまする。


『リヨンの街で見かける、小さくてカラフルなお菓子、クッサン・ド・リヨンは、チョコレートと
シロップで作ったガナッシュをマジパン(アーモンドと砂糖で作るペースト)でくるんだものです。
緑・ピンク・紫といった独特な色合いも鮮やかです。


クッサン・ド・リヨンの由来は、ペスト蔓延にリヨンの市民が苦しんでいた1643年、疫病を鎮める
ため、フルヴィエールの丘で7本の巨大なロウソクに火を灯し、絹のクッションを上に乗せた金貨を
捧げて聖母マリアに祈願したことに始まります。


以来、毎年9月8日に祈りが捧げられるようになり、リヨンの菓子店「ヴォワザン」の菓子職人が、
祈りの際に使われる絹織物のクッション(フランス語でクッサン)をかたどった菓子を考案したの
が「クッサン・ド・リヨン」と言われています。』


マジパンとガナッシュという濃厚な取り合わせ。甘いけどガナッシュの風味がよくておいしい。
表面は砂糖のかたまりがくっついているけど、すべっとして真ん中に生地と同色の一本線が描かれ
ているのが本来の姿。店員さんにとってもらったので、開封するまで気づかんかった。



モンブランは、A.K Laboでは一度も食べたことがなかったことに思い至り、あわせて購入。
洋酒の香るマロンペーストの下には、メレンゲの土台に鎮座し、生クリームに包まれた大きな栗が
どーんと一粒。濃厚ながら上品な味でおいしかった。


【Data】
 店名:A.K Labo
 場所:東京都武蔵野市中町3-28-11
 価格:クッサン・ド・リヨン・・216円
    モンブラン・・・・・・・486円