Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

サブレ/ガレット など

電柱やバスでこけし屋の広告を見ると、10年以上も前勤めていた会社に西荻窪在住のパートさんがいらして、「こけし屋はいいよ〜。」とおっしゃっていたのを思い出す。

フランス料理に興味ないこともあって、今に至るまで一度も足を運んだことはないんだけど、お菓子くらいは食べてみてもいいかな、と、焼菓子をいくつか買ってみた。


サブレは絞り出しクッキー2枚の間にチョコクリームをサンドしたもの。バタークリームを思い出すような味わいとトッピングのドレンチェリ−に、ロシアケーキにも似た懐かしさを感じる。

ガレットはレモン風味なのが珍しい気がするけど、さわやかで悪くない。

レーズンパイはシャキシャキしたりんごの甘煮とレーズンをごく薄いパイで挟んであり、しっとり甘くておいしい。

フルーツケーキは洋酒がよーく効いて、スパイスも香る、好みのタイプ。お酒がしみているせいか、生地はしっとり柔らかめ。


全体として、クッキーもケーキも生地にこしがないっていうのか、柔らかいような気がする。もうちょっとシャキッとせえよ、と、そんなところが気になってしまった。

生ケーキは食べていないけど、見た感じ昭和の空気をまとったような懐かしさを覚えてしまうから、そういうところが焼菓子も含めてこけし屋のお菓子の持ち味なのかもなあ。

レストラン部門のほうも、昔ながらの洋食屋さんに近いんじゃないかと、勝手に想像してみたりして。


懐かしの洋菓子が食べたくなったときには、また買ってみよう。