Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

シークヮーサーマドレーヌ

低血糖な実家の父。日常生活の中で血糖値を保つ工夫として、母が固形のブドウ糖を買い置いていたんだけど、これはあまりお気に召さなかったらしく長続きしなかった。

で、最近は砂糖多めの紅茶やコーヒーと甘いお菓子でおやつタイムを設けるようになり、こちらはすっかり定着した模様。左党で甘いものには目もくれなかった人だけに、シュークリームを食べる姿にちょっと驚き。

それはいいとして、いつもお菓子を買い込んでは母と分け合っていた流れか、気が付けば両親のおやつ調達担当になっている私。母はともかく非健康体な父にはパイやドーナツは油がきつすぎてダメ、味覚が超保守派だからオーソドックスなもの、買い置き可能な日持ちのするもの、そして私の財布があまり疲弊しないもの、という諸条件の中でマンネリにならないようあれこれ考えるのは、けっこう楽しかったりする。


今回は購買担当の強い味方、ウルソンでフルーツケーキなどの焼き菓子を購入。ここはわりとおしゃれっぽくて味もよく、しかも安い。

今まで見たことのないシークヮーサーマドレーヌなんていうものがあって、こういう変り種は父向きじゃないから自分用にする。ついでにゆずの香という焼菓子も。


シークヮーサーマドレーヌはチョコレート味のマドレーヌにシークヮーサーを加えてあるらしく、なんとなーくかぼす系の酸味がするようではあるけど、期待したほどではなかった。生地もふわふわと柔らかくて私の好みではないな。

ゆずの香のほうは生地にアーモンドをたっぷり使ってあるのか、アーモンドの香りが豊かでとてもしっとり。でもその分、肝心の柚子が負けてるような...。


ケーキとしてはおいしかったんだけど、自分の求めていた味とは違ったみたい。