Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

雑食 in Laos - 9

ラオスの旅もいよいよ最終日。


朝市で軽食を仕入れ、宿のテラスでいただく。
ちまきの隣りに並んでいた小さな包みは、バナナの葉で3重にくるまれた草餅風のもの。といっ
ても、よもぎのような強い香りがするわけじゃないけど。1個2,000kip(約25円)。
一口サイズのむちっとしたお餅の中は、ほくほくの白い豆あん。
中身がわからなかったんで、ひとまず1個だけにしたけど、これならあと2個くらい買えばよかっ
た〜。


天ぷらみたいのは、なんだかわからないけど、目の前でじゅーっと揚げているのが気になって
買ったもの。


なんと揚げたお餅だった。お米の種類が違うのか、日本のお餅のようには伸びないけど、むしろ
そのほうが食べやすくて好きだ。塩かしょうゆがあるとなおよし。1個2,000kip(約25円)。


ソーセージはいろんな種類があるなかで、小さめのを選ぶ。1本5,000kip(約65円)。
粗挽きで、ピリ辛のスパイスと香草風味。ジューシーだし、とてもおいしかった。


出発は夕方なので、それまで街をうろうろ。


お昼はフルーツシェイクと、市場の露天で買った揚げ団子。揚げ物ばっかりだな。
一口サイズのかわいい団子は、5分搗きくらいにしたココナッツライスを丸めて揚げたもので、
バナナの具入りと具なしの2種類。6個3,000kip(約40円)。
しゃりしゃりしてほんのり甘く、腹もちもいい。


小さな街だけに、1〜2日で市内をまわったあとは、郊外にある滝や洞窟へ行ったり、象乗り体験
ツアーに参加するのが定番らしいけど、活動的なことはしないつもりなので、図書館で休憩した
りしつつ、まったり過ごす。


夕方5時過ぎ、トゥクトゥクで空港へ。

市場で買ったものの食べ損ねたソーセージを手荷物に入れておいたら、けっこういい匂いがあた
りに漂い出すので、搭乗を待つ間に食べてしまう。


目の前でジュージューと焼いてもらったぬくもりが、ごくわずかに残ってた。粗挽きで脂身が多
く、軟骨みたいなコリコリの粒もある。スパイスや香草は使わず、甘い味付けなのがちょっと変
わってるけどおいしかった。


ただし、やっぱり脂が多かったらしく、深夜のノイバイ空港(ハノイ)で乗り継ぎを待つ間、
イヤな汗をかきながら、いっそリバースしたほうがいいのだろうかと悶え苦しむハメになりまし
たとさ。