朴訥という言葉がぴったりな木のひげの焼菓子たち。りんごの季節もそろそろ終わりなので、遅まきながらりんごのタルトとアップルバスケットをお昼にいただく。
りんごのタルトは、タルトといっても生地は全粒粉入りでケロッグのオールブランみたいなふすまの風味だし、バターを使わないので食感がチャパティみたい。
中には大振りにカットされた、ほど良い硬さの煮りんごがたっぷり。砂糖不使用だけど、りんごそのものの自然な甘さと、一緒にぽつぽつ入っているレーズンの甘さだけで十分においしかった。
アップルバスケットのほうは生地の全粒粉の割合が少なめなのか、さほどふすまっぽくないし、ほのかにバターのいい香りがして、ちょっとパイっぽさを感じる。
中身はりんごのタルトと同じような感じ。シナモンが利いてこれもおいしかった。
木のひげのお菓子は、華やかなsweetsとはまったく方向性が違うけど、この素朴さがとても印象的。