Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

寒菊

以前、デパートの九州物産展で買ってきた、岩永梅寿軒寒菊というお菓子。単に生姜風味だからというだけで買ってはみたものの、よくよく聞いてみたらお餅を焼いたものだというので、あまり好みのタイプじゃなかったかな、と、実は少し後悔してた。


ところが、せっかく買ったんだからとりあえず食べるか、くらいの気持ちで口にしてみると、これがまたおいしくてうれしい誤算。

歯が欠けるほどの堅さを覚悟していたら、思いのほかざくざくと食べやすく、生姜風味の砂糖がけも甘さと生姜の香りが上品で、あっという間に食べ進んでしまった。


焼いた餅の砂糖がけというシンプルなお菓子ではあるけど、餅を長いこと寝かせたりと、作るのに何ヶ月もかかるらしい。なのに食べるのはあっという間だよ。