Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

聖夜に向けて

子供のころは、クリスマスといえばプレゼントもさることながら、クリスマスケーキを買ってもらえるのがえらく楽しみだった。貧乏家族ゆえ、ケーキは誕生日だとかこういうハレの日じゃないと食べられなかったからだと思う。


ケーキは今でも大好きだけど、長じるにしたがってデコレーションケーキの類に食指が動かなくなったのと、いろんな種類を少しずつ食べたいのとで、いわゆるクリスマスケーキには心惹かれなくなってしまった。

その代わり、買わずにいられないのがシュトーレン。20年近く前にドイツ菓子のレシピ本で初めて存在を知ったものの、その当時はとても手近といえない代物。

それがいまやちょっとしたパン屋でも置いてあるのだから、ずいぶんと様変わりしたもんだ。シュトーレン好きにはうれしいことだけどね。(レープクーヘンもがんばれ)


今年はリンデのクリストシュトーレン(小)を購入。ドイツパンの専門店だしおいしいし、身近なところでは本格派なんではなかろうかと。

ほかにもモーンシュトーレン、マンデルシュトーレンなど数種類あって激しく迷ったものの、オーソドックスなフルーツ入りのクリストシュトーレンに決まり。


粉砂糖がたっぷりかかっていて食べるときに注意が必要だけど、オレンジピールやレーズン、アーモンドなどがたっぷり入っておいしーい。


薄くスライスして食べろといわれても、やっぱり最低1センチは欲しいもの。少し遅めに今日あたりから食べ始めれば、クリスマスまではもつはず。