Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

素朴なパリ娘

武蔵境の南口はそう頻繁には行かないけど、通るたびに気になっていたケーキ屋がある。なんというか、子供の頃にタイムスリップしたような懐かしムードの漂う店で、その名はパリジェンヌ。


先日、初めて店に足を踏み入れてみたら、ショーケースに昔ながらのモンブランプリンアラモード風ケーキなどが並んで、やっぱり子供時代を思い出す。

焼き菓子なども含めて品数はけっこう豊富。私にとってはどれもベル・エポックなお菓子ばかりだ。


買い物した後で生ケーキを持ち帰れる状態じゃなかったので、焼き菓子をいくつかピックアップ。中身がわからず適当に選んだ武蔵野旬菓というお菓子は、開けてみたらミニカップケーキだった。

二種買ったうちのマロンは、チョコレートスポンジの中にマロングラッセと思われる刻み栗がいくつか。梅のほうはカリカリ梅のような強烈な色合いの甘煮が一粒。味は可もなく不可もなく。


人にお薦めしたりお遣い物にするつもりはないけど、私は気に入ったし、こういうお店が健在なのはうれしい。