Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

桜の季節に-22

東京はさすがに八重桜も散ってしまって、桜の季節というにはきびしいもんがあるんだけど、それでも桜スイーツへの欲望が消えたわけではない。

半年ほど前、ひょんなことからたどり着いて以来ちょこちょこと覗いているお菓子屋さんのブログがある。そこで桜を使った期間限定焼き菓子販売のお知らせを読み、さっそく買いに行く程度には熱が残っているのだった。


そのお店は中野に店舗を構える注文菓子La Onda。注文菓子というとおり、通販であれ店頭渡しであれ基本的には注文を受けて制作するスタイルで、店には焼き菓子を数種類置くだけとのこと。

桜の焼き菓子は店頭にあるらしいので、週末に愛車(弟の自転車だ!)を駆って行ってみたぞよ。ほんとに小さなお店で、うっかり通り過ぎるところだった。


本命たるハートのミニケーキ<桜とクランベリーはあったものの、まだ焼き上がっていなかったせいか、置いてある焼き菓子の種類はちょっと少なめ。ほかには同じハートシリーズの紅茶とプルーン抹茶と小豆(正式名称は忘却)、マドレーヌがあったので、それらもあわせて買って帰った。


一日一個ずつぼちぼちと食べたけど、どれもおいしかった。生地はしっとりとして、目が詰まっているのに硬くはない。

桜とクランベリーは桜の風味が上品で、クランベリーがごろごろ入っているのがいい。紅茶とプルーンはダージリンの茶葉を使ってあるのかな。紅茶の香りがよく出ている。抹茶と小豆はもっと小豆が入っているとうれしい、というのは置いといて、抹茶の風味が強すぎず食べやすかった。


華やかさはないかもしれないけど、丁寧に作られたお菓子のようで好感度高し。