先日、つかのま帰省してきた弟の手土産は、備前屋のあわ雪。
備前屋は天明2年(1782年)創業の、岡崎の老舗和菓子屋さん。お茶風味の茶山と
鹿の子の2本セットのうち、今日は鹿の子をいただくなり。
江戸時代、東海道 岡崎宿の茶店で旅人に供されていた名物「あわ雪豆腐」。いつ
しか廃れてしまったのを惜しみ、明治に入ってから新たに創作したお菓子が、この
あわ雪だそう。
簡単にいうと、卵白と砂糖をメレンゲのように泡立て、寒天で固めたお菓子。
むっちり弾力があるけど口に入れると軽くほどけてゆく感じ。プレーンなあわ雪に
甘納豆を加えてあり、おいしくいただいた。
長らく田原で暮らしていた弟は、年明けからの異動が決まり、暮れも押し詰まる中
バタバタと岡崎へ転居。
ようやく新しい環境にも慣れてきたそうで、これからしばらく、お土産は備前屋か
なあ。
備前屋のお菓子はいくつか食べたことがあって、今のところハズレなしなのでウェ
ルカム。