Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

桜の季節に-7

子供のころはよくおやつにラスクを食べていた記憶がある。このラスクは、もろに薄切りの食パンを乾かしたような硬めの駄菓子で、表面に塗ってあるアイシングが甘くて好きだった。


今はラスクの専門店なんてのもあったりするけど、こちらはフランスパンを使った垢抜けタイプだから、駄菓子系統のラスクとはまるで別種みたい。

そんな専門店のひとつ東京・ラスクから出ている桜風味のサクラスク。今の時期はもちろん買うしかない。


ラスク専用に焼いたフランスパンを使っているとのことで、そのせいかなのかすごくサクサクと軽い食感。今までガリガリの駄菓子ラスクばかり食べてたもんだから、この軽さには目からうろこが落ちるようだった。

口の中で溶け出すバターとほどよい砂糖の甘さ、ほんのり香る桜の風味とあいまって、これはかなりツボ。1パック2枚入りを一気に食べてしまった。


自分にとっての心のラスクはガリガリ駄菓子だけど、たまにはこういう上等ラスクもうまい。