父の四十九日法要を菩提寺で執り行うため、母・姉と前日に愛知入りして、30数年前に
家族旅行で訪れた伊良湖のホテルに一泊。
思い出の場所だからと選んだものの、数年前にリニューアルしてきれいになってるし、
そもそもホテル自体の記憶があんまりないなあ。楽しかったことは覚えてるけどね。
家族旅行に関する父との思い出をたどると、
子どもが遊びに夢中になって時間を忘れる → 父怒る
子どもが疲れてぐずる → 父怒る
子どもが乗り物酔いする → 父怒る
子どもが姉弟けんかを始める → 父怒る
ってなのばかり出てきて、ちょっと笑った。
ほんっとに身勝手な人で、「逝ってよし」と心の中でつぶやくこともしょっちゅうだった
のに。いざほんとに逝ってしまったとなると、なにこの喪失感。
「そうか、もう君はいないのか」って、こういうことか。
まあ、それでも日々の営みは変わりなく、大きな穴も少しずつ埋まって行くんでしょう。
「おまえはいつも口を動かしてるなあ...。」というあきれ顔と声を思い起こしながら、こ
の先もモリモリお菓子を食べるよー、お父さん。