夜のうちに雨は上がり、青空も見えて、空模様はまずまず。疲れの抜けないまま6時過ぎに起床し、
姉とふたりで朝風呂。
修学旅行の宿の食事を思い起こさせるような朝食にも、もう動じませぬ。
宿の運営コストは諸条件によって違うだろうし、安易に比較できないとは思う。でも、去年の日光
旅行で利用した宿は、設備も食事もここよりはずっとレベルが上で、宿泊費は2割以上安かったし、
これまで泊まったほぼ同じ価格の宿の中でも、クオリティはいちばん低い。
スタッフの人たちはにこやかで気持ち良いけどね、二度と来ることはないでしょう。
宿を辞して、向かうは「東洋のナイアガラ」こと吹割(ふきわれ)の滝。予備知識ゼロで行ったら
えらい観光名所なのね。多国籍な観光客がゾロッゾロでびっくり。
駐車場の渋滞に人の波、スピーカーからエンドレスに響き渡るアナウンスや、マイクを握る土産物
屋のおっさんの演歌(?)熱唱に辟易して、早々に撤収。
次は玉原(たんばら)高原。こちらは打って変わってひとけのない、自然に囲まれた静謐な空間。
ダム湖の玉原湖をぐるりと一周し、玉原湿原を散策する2時間弱のハイキング。この間、人と会った
のは2〜3回。
静寂の中、湿原をわたる風にさやさやと鳴る枯れ草、ひと声あげて飛び去る鳥の羽ばたき、湿原を
流れる小川のせせらぎにほっとする。
帰りの関越道は事故もあって渋滞が続く。途中のS.A.で食事したり休憩しながら、ぼちぼちと帰宅。
ま、これまでの姉弟旅行でいちばんヨレヨレではあったけど、後年には笑い話になっていることで
しょう。
いつも旅のプランニングをしてくれる姉と、愚痴ひとつこぼさず安全運転してくれる弟に感謝。