夜の8時半にヴィエンチャンを出発したバスは、パクセーに6時半過ぎ到着。パクセーからは別の
バスでチャムパーサックを目指す。
バスが出発するまでの1時間弱、ターミナル近くにある、ドライバーさんおすすめのシヌック・
カフェでひと休み。
コーヒーメーカー直営のカフェだそうで、しっかりした味わいのおいしいコーヒーだった。昨晩
の残りのお菓子とあわせて軽い朝食。
コーヒーは20,000kip(約260円)と、かなりお高め。
いろいろハプニングなどありつつ、チャムパーサックの街へ到着。
チャムパーサックは、人より牛とニワトリのほうが多いんじゃないかと思うような、のどかな
田舎町。
ほんとは目星をつけておいた宿があったんだけど、ドライバーさんの家族が経営するゲストハウ
スに自動的に送り込まれてしまった。まあ、次点候補の宿だったからいいけど...。
ひと息つくと、宿で自転車を借り、いざ、ワット・プーへ。
ワット・プーは世界遺産にもなっている、クメールのヒンドゥー寺院跡。
パクセーからの日帰り観光が主流だと思うけど、腰を据えてのんびりじっくり、というのが好き
なのだ。
街の中心からワット・プーまでは約10kmの一本道。とにかく熱中症には気をつけるべく、こまめ
に水分補給をしながら、心拍数が上がらないよう、ゆるゆるゆる〜っとペダルをこぎ、1時間ほど
で到着。
先に、2kmほど離れた別の遺跡へ向かったら、こちらは未舗装のどろんこ道なのだった。
往復4kmに1時間以上かかって、頭から湯気が出るし、UV手袋の上から日差しが突き刺さって痛い
し、牛の落とし物をよけきれないし、えらかったわー。
持参したアクエリアス(粉末)がいい仕事をしてくれますた。
ワット・プーではゲリラ豪雨に遭遇し、敷地内の博物館で30分ほど雨宿り。雨のあとは気温が下
がって助かったかも。
遺跡には人も少なく、静かで穏やかな至福のひととき。
昼はアクエリアスでお腹いっぱい、夜は気がついたらレストランが閉まって食べそこね。
食欲はあんまりないけど、さすがにひもじい...。