Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

藤団子

毎月15日のみ店頭に並ぶ、きよめ餅総本家藤団子(とうだんご)。なかなかご縁がなかったけど、
出かけたついでに、銀座三越の菓遊庵で入手。


寒梅粉と砂糖に柚子油で香りをつけた半生タイプの干菓子で、紫、白、桃、黄、緑の五色の環を麻ひ
もで結わえ、藤の花に見立てたもの。
柔らかくしゃりっとした歯触りで、甘みはしっかりあるけど上品な味わい。


どこが団子なのかと思えば、添付のしおり「藤団子由来記」によると、かつては蒸し餅で作っていた
らしい。
五色は五穀豊穣に通じ、「藤」は平安時代末に熱田神宮の大宮司となった藤原氏にちなんでいるのか
もしれない、とも。


ふだんのおやつというよりは、お茶席とか来客へのもてなしによさそう。


【Data】
 製造者 :株式会社きよめ餅総本家
 場 所 :愛知県名古屋市熱田区神宮3-7-21
 購入場所:銀座三越B2F 菓遊庵
 価 格 :5房入り 1,050円