今日は姉と二人で山梨へ桃の花見に。「週末は山梨にいます。」の山梨デスティネーションキャンペーンにはまったわけで、JRの思うつぼ。
早めの時間に待ち合わせをしたというのに、姉からの「遅刻します」メールの着信音でやっと目が覚めるというダメっぷりだけど、いくらでも予定変更できるのが鈍行自由席の旅のいいところ。
到着後はJRのパンフ掲載のお薦めコースに従い、山梨市駅から笛吹川フルーツ公園まで、桃の花などを愛でつつのんびりだらだらと散策。期間限定でSL列車が走っていたせいか、カメラを抱えた鉄ちゃんたちがそこかしこに鈴なりだったのにはちょっとびっくり。
肝心の桃の花は多少ピークを過ぎた感があったものの、まだまだ十分に美しい光景。桃源郷というのは大げさかもしれないけど、うぐいすの鳴き声まで聞こえてきて、「千里鴬啼緑映紅」とつぶやきたくなるくらい。杜牧が目にした紅い花が桃かどうかは知らないんだけどね。
桃の花だけでなく、白く可憐な梨の花、花梨の花も目を和ませてくれたし、ソメイヨシノもまだ花びらを散らしている最中。
足下に目をやれば、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、ホトケノザ、タンポポなどのかわいらしい草花が咲き誇り、つくしもあちこちに顔をのぞかせ、まさに春爛漫!
フルーツ公園は小高い場所にあるので、だらだら坂をひたすら登ってゆくのがえらくしんどかったけど、公園内の芝生で風に吹かれながら寝転ぶのは心地よいね。
今回はお弁当持参だったから現地でお店に入ったりはしなかったけど、朝、山梨市駅に到着したとき駅前ではちょっとした市が立っていて、日々というカフェのクッキーやカステラをおやつに買ってみたら、これがすごくおいしかった。
甲府あたりならさして遠くもなく日帰りで楽しめるし、山梨っていいなあ、と改めて見直しちゃった。