Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

ガロパン / コロンビエ

A.K Laboの「フランス菓子さんぽ」、今月はオー・ド・フランス地域圏エーヌ県より
ガロパン



「小僧」という名のフレンチトーストの仲間で、固くなったブリオッシュの再利用レ
シピでもあるらしい。見た目はスパニッシュオムレツにも似てる。
小さめにカットしたパンをアパレイユにじっくり浸して丸く焼くとこうなる、という
感じの、もっちりパンプディング
甘さ控えめなので、シロップなどを添えてもよさそう。


もうひとつ、見逃せなかったのがコロンビエ
パン・ド・ジェーヌのようなケーキにオレンジのコンフィチュールをのせ、スライス
アーモンドをまぶしたシンプルなお菓子。直径は10センチほど。



これを買った昨日はキリスト教の祝祭日、パントコート(聖霊降臨祭)。復活祭後の
第7日曜日にあたり、キリストの昇天ののち、神のもとから使徒・信徒たちへ聖霊
降臨したことを祝う日だそう。
そのパントコートの時期に、主に南仏で親しまれているお菓子がコロンビエ。コロン
ビエとは鳩小屋のことで、聖霊の象徴である白い鳩(コロンブ)の小屋、をあらわし
ているらしい。



小屋の主であるマジパン細工の白い鳩が、上にちょこんとのっかってる。
店頭には大小2つのサイズがあって、小さいほうを買ったんだけど、大きいほうは鳩
が2羽いた。



シンプルな作りだけど、アーモンドとオレンジの濃厚な味わいがとても美味。


【Data】
 店名:A.K Labo
 場所:東京都武蔵野市中町3-28-11
 価格:ガロパン・・・162円
    コロンビエ・・1,080円