Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

吉備路で道草

川沿いの旅館で一泊し、それぞれ帰路につく。私と母はまた特急と新幹線を乗り継
ぐ鉄道旅。


途中の岡山では4時間ほど途中下車の時間をとって、後楽園と吉備津神社へ行ってみ
よう、というプラン。まずは吉備津神社へ向かう。


桃太郎線こと吉備線吉備津駅を降りて少し歩くと、松並木の参道があらわれる。


本殿・拝殿にて大吉備津彦命をお参り。


おみくじ売り場に、えらく幸せそうに見えるものが。

ところどころ黒く塗ったら、リアル眠り猫だなあ。


吉備津神社に来たかったのは、雨月物語の「吉備津の釜」が頭にあったからなんだけ
ど、毎週金曜日は釜のある御釜殿の拝観も鳴釜神事もお休みだとな。


おまけに、帰りの列車の時刻を調べなかったもんだから、駅で40分ほど待つはめにな
り、後楽園へ寄る時間がなくなってしまった…。
日本三名園コンプリートを目前にして、まさかのリタイア。無念でござる。


とはいえ、今回の高知行きの目的は叔父のお見舞い。
笑顔の叔父に会えたうえに、天気にも恵まれ、美しい景色、おいしい料理を味わい、
道中のトラブルもなく、こんなに楽しい時間を過ごせるとはありがたい。


「会えるのはこれが最後かもしれないなあ」なんてこと言わずに、もっと元気になっ
て、また会いましょうね、叔父さん。