観光名所に限らず身近なところにご当地銘菓はあるもので、田無では蘭花車という洋菓子屋さんが作る西東京銘菓がわりとポピュラー（なのかな？）。
駅周辺のスーパーでも取り扱っていたので、田無の半兵衛さんというパイまんじゅうを買ってみた。種類はさらし餡とかぼちゃ餡のふたつ。
かなり平べったい形で、パイ皮は薄くしっとりしている。中のあんこは水分少なめのぽくぽくした食感。特にかぼちゃは。香りや味はまずまずだし、こういうしとったパイ皮も好きなので、けっこうおいしくいただいた。
カラープリンタで作ったとおぼしきパッケージラベルには、蔵を背景にあぐらをかいて筆で帳面に何やら書き付けをしている人のイラストがあり、これが半兵衛さんらしい。
半兵衛さんって何者？と思って調べてみたら、幕末のころに田無村で善政を敷いていた名主さんのことだった。碑文や像が文化財として残っているそうで、なるほど郷土の銘菓がその名を冠してもおかしくないわけだ。
