Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

汗と涙と杏仁酥

最近、週に1回太極拳を習い始めた。途中参加ということもあって、もうさっぱりわけがわからない。先生に「いえまーふぇんぞん」とか「らんちゅううぇい」とか言われても何のことやら。

図書館で本を借りてきてぼんやりわかったのは、自分がやっているのは「二十四式の簡易太極拳」であるらしいこと。「いえまーふぇんぞん」などは型の名前であること。


そもそも私は手足をばらばらに動かす能力が非常に乏しく、他者の動きを捉える力も皆無に等しい。左右がわけわからなくなるので、鏡を見ながらの動作も苦手だ。したがって、先生の動きを見ても何が行われているのかが把握できないし、ましてやそれを真似て動くなんぞ至難の業。


レッスンの途中で何度もダメ出しされて中断するもんで、ほかの皆さまの視線の痛いこと。冷や汗かきかき、泣きたい気持ちで1時間のレッスンを終えると、ほんとにへこむ。
親切なおばさまから「なるべく先生の近くにいるようにしなさいね。やめちゃダメよ。」と励ましのお言葉をいただいたりして。見てらんないんだろうな。


今日は会社から帰ると、レッスンに向かう前にまずは杏仁酥(アーモンドクッキー)で腹ごしらえ。この杏仁酥は立川中華街中国超級市場で買ったんだけど、製造元は横浜中華街頂好食品だった。
バターを使った洋菓子系のクッキーとはまた違った風味で、サクサクとおいしい。ラードを使うところがミソなんだろうな。


中華菓子もバラエティに富んでいて、月餅だけでもいろんな種類があるし、○○酥と名が付くもの、ことにあん入りのお菓子が好きだ。横浜中華街重慶飯店とか同發とか翠香園とかの売店に行くと、どれもこれも買い占めたくなる。

そういえば、だいぶ前に台湾のお土産でもらった「老婆餅」というお菓子もうまかった。お茶の種類もさまざまだし、中華は奥が深いことよ。


杏仁酥で景気づけしたおかげか、今日はなんとか皆さんの動きについて行けて、先生も喜んでくださいました。わーい。