Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

ぶどうのカモ

今日は天気が良かったので、自転車で阿佐ヶ谷へ行ってみた。


以前は、もと宿六と駅界隈をよく散歩した。そういえば一人で行くのは初めてかもしれない。特にパールセンターをぶらぶらするのが好きで、この街なら住んでもいいとさえ思っていた。


もう半年近く足が遠のいていたけれど、やっぱり阿佐ヶ谷は楽しい。吉祥寺や高円寺に比べると地味なんだろうけど、疲れないんだよね。


久々のパールセンターは店の入れ替わりはあるものの、「ぶどうの木&鎌倉座」は健在(本社だから当たり前か)。そして本日の収穫は「バウムブリュレ」と生菓子が2点。


それにしても、ケーキを買うのに自転車はあまり向いてないかも。帰りの道中は凹凸や段差に神経を尖らせて、家に着いたときにはぐったり。


大切に持ち帰ったケーキはいずれもおいしくいただきました。「バウムブリュレ」は生地が変にふかふかせずちゃんとバウムクーヘンらしいし、キャラメルもほろ苦くて良い焦がし加減じゃないでしょうか。カット売りだとなおうれしい。
ただ、私はわざわざバウムクーヘンキャラメリゼしなくてもいいと思ったので、たぶんリピートはしない。バウムクーヘンはそのまま食べるのが好きだし、要冷蔵で日持ちがしないのも煩わしい。


銀のぶどう」って特に好きな店ではないのに、つい足を運んでしまうのはなぜなんだろう。商品のネーミングがしゃらくさいし、合格点を軽くクリアしているもののずば抜けておいしいというわけでもないし、値段もそう安くはない。
結局、売り方がうまいのかな。目新しい商品を打ち出してくるし、ブランドとかイメージとか客を引きつける術に長けているってことか。そしてその企業戦略にしっかりはまっているカモな私。客単価が低いけど。


そういう点ではここもよく似てる気がする。「ちょっと高いんだよなー」と思いながらも素通りはできない。違いのわかる人にとっては商品に見合った価格なんだろうし、自分から進んで足を運ぶんでしょうが。私はまだまだだ。


++番外編++
夕方、姉が吉祥寺に行ったその帰りに「サトウのメンチカツ」をおすそわけにと持ってきてくれた。「温かいうちにどうぞ」と、袋から取り出したブツを手渡しで。
ええ、温かいうちにおいしくいただきましたとも。もらったその場でもしゃもしゃと。余は満腹じゃ。そして胸焼けじゃー。