Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

めんこい兎ちゃん

毎年恒例の母親孝行家族旅行、今年は仙台。松島に行きたいということだったので、仙台と近郊の温泉地をからめての一泊ドライブ旅となったしだい。

自分にとっての仙台というと、仙台駄菓子のお店、石橋屋。行程の中に組み込んでもらって、初訪問するなり。

風情ある店構えは、仙台市の景観重要建造物等に指定されていて、春には脇にある枝垂れ桜が目を楽しませてくれるんだそう。

あれこれ買い込んだ中のひとつ、めんこい兎ちゃん

おまけにつけてくれたお菓子、兎玉梅子も一緒にいただく。

うさちゃんは、かじると軽くてほろっとほどける落雁。とてもシンプルだけど地味においしい。

おまけの兎玉は石橋屋のWebサイトによると
 「赤あんに米飴、黒砂糖、餅粉で練り、白い蜜をまぶした玉形の柔らかい代表的な田舎菓子」
とのこと。松露とほぼ同じものかな。

梅子は同じく
 「小麦粉を麦芽水飴で練り、皮を作り、中に黄粉で作った品を入れました。」
というもので、むっちりした生地をかじるときな粉の香りが口に広がる。すはまにちょっと似た感じ。

あんこ、餅粉やきな粉、黒砂糖に水飴などを使った素朴なお菓子は各地にあるけれど、どれもしみじみとおいしくて好きだ。

【Data】
 店名:石橋屋
 場所:宮城県仙台市若林区舟丁63
 価格:432円