Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

かやの実焼

富山のアンテナショップで買った、かやの実焼
『童謡「かやの木山のかやの実は」と愛唱されているかやの実を粉末にし、生地に練りこみ、当社
独自の製法にて焼き上げた富山県西部にしかないふる里の珍菓です。』というもの。


ガリガリと相当にハードな歯ごたえで、ほんのりと感じる独特の風味がかやの実の味なのかな?
子供のころに食べた、炒ったドングリに似ているような気もする。
おいしいかというとちょっと微妙なんだけど、まあ、「ふる里の珍菓」ってことで。


似たようなものに栃の実を使ったお菓子もあるけど、どちらもそもそもがおいしさを求めて食べる
ようになったものじゃあないんだろう。
あくやえぐみを抜くのに相当な手間がかかるし、ほかに食べるものがいくらでもあったのなら、
そこまでして食べたかどうか。


素朴な郷土菓子も、意外と重い歴史を背負っているのかもしれないなあ。


【Data】
 製造者 :おせんべい処 かなや
 場 所 :富山県小矢部市後谷578
 購入場所:いきいき富山館(東京交通会館B1F)
 価 格 :170g 347円