Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

ジャックオーランタン

今から20年以上も昔、帰国子女の友達が、かぼちゃのお化け提灯をジャック・オー・ランタンと呼ぶのだと教えてくれた。

「え?じゃこうらんたん?麝香??」と、目をぱちくりさせていた当時から時は流れ、今ではハロウィーンと聞けばたいていの人が思い浮かべるものなんじゃないかな。


この時期、かぼちゃのプリン、クッキーなどのお菓子のほか、かぼちゃブレッド、かぼちゃあんパンなど、かぼちゃを使ったパンもよく見かけるけれど、ジャック・オー・ランタンそのものをかたどったパンはそれほど多くないような気がする。

サンジェルマンのジャックオーランタンは、なかなか凶悪な面構えが気に入ったのでお昼にいただいた。


平たくプレスしてあるせいか少し締まった感じのパン生地に、皮ごと甘く煮たかぼちゃとレーズンが挟み込んであって、かぼちゃそのものを味わえるのがいい。生地にかぼちゃを練りこむタイプのパンより、こういうほうがおいしくて好きだー。


年中行事としてのハロウィーン(仮装して戸口を回るとか)が定着したのかどうかはよくわからないし興味もないけど、多彩なかぼちゃのスイーツを楽しめるのはありがたいな。