Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

バナナのタルト/グレープフルーツとピスタチオのタルト

このところ、週末ごとに足を運んでいるような気がするtatin。焼き菓子が欲しくなってまた行っちゃった。

毎回必ず入り口でつまづく自分がイヤなんだけど、それはさておき今回はタルト2種とクッキーなどを購入。


ふたつのタルトのうち、ひとつはバナナのタルト。タルト生地もフィリングも濃い目の焼き色が見るからにおいしそう。バターの香り漂うタルト生地は私の好きな固めの焼き上がり。

アーモンドパウダーをたっぷり使っていると思われるしっとりしたフィリング(クレームダマンドかな?)には厚めにカットしたバナナがぽんぽんと埋め込まれ、これがまた美味。


もうひとつはグレープフルーツとピスタチオのタルト。タルト生地にクレームダマンドのピスタチオ版(?)とクラフティのような生地を重ね、グレープフルーツの果肉を並べたもの、のように思える(たぶん)。

ピスタチオの風味はちょっと負け気味かな。カスタードの優しい甘さとグレープフルーツのかすかな苦味が感じられて、これまたおいしかった。


看板商品のチーズケーキのほか、店頭に並んでいるのはタルトやフィナンシェ、ブラウニー、ガレットなどが十数種と、焼き菓子好きの私にはたまらないラインナップ。

国内外の名店で修行を積んだパティシエによるプロの味、というのとは違うけど、どれも丁寧なつくりで素直においしく食べられるし、かわいらしい女性のオーナーシェフが仕込から販売まですべて一人で切り盛りしていることを考えると、ほんとによくやっていると思う。

応援も兼ねて、これからも通っちゃうだろうなあ。