Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

平山郁夫シルクロード美術館

そのうち行こうと思っていた、平山郁夫シルクロード美術館の「インドの染織〜世界を翔た“ぬの”〜」展が、実は今週末で終了ということに先日やっと気付き、今日、あわてて観に行ってきた。

久々の列車の旅でもあるので、車窓の風景を堪能するために往路も復路もひたすら鈍行。おかげさまで片道約3時間の道中、穏やかな山並み、萌える緑、澄んだ渓流などを心ゆくまで満喫〜。


平山郁夫シルクロード美術館を訪れるのは今日が初めて。思っていたよりもこじんまりして落ち着ける雰囲気。一度に展示できる作品数は多くない分、ゆったりと、そしてじっくりと観ることができる。

インドの染織展に合わせて平山先生のインド取材時のスケッチ帖なども展示してあり、思いがけず「求法高僧東帰図」を観ることができたのは非常にうれしかった。


美術館の周辺はあまり観光地と呼べるような賑わいはないけど、少し歩いたところに環境庁の名水百選のひとつ、三分一湧水があり、その近くにあるおそば屋さんはけっこう繁盛している様子。

おそば屋さんの脇の農林産物直売場では、地場野菜のほか地元の洋菓子店が作るマドレーヌ、プリン、シフォンケーキなども並び、安くておいしそう。我慢できずにココアシフォンのカット売り2ピース100円を買っちゃった。

甘さはぐっと控えめでふんわりした食感も良く、旅の疲れもほどけるおいしさ。クリームのデコレーションがないとはいえ、15センチくらいのホールでも400円だったし、なんだかとってもお買い得だったような気がする。


朝7時から夕方5時過ぎまでの半分以上はひたすら列車に揺られてたけど、観てよし、食べてよし、申し分なし。