Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

月より団子

今日は池袋の古代オリエント博物館へお出かけ。池袋に行くのは1年以上ぶりだ。博物館では「華麗なる植物文様の世界」にうっとりしてきたんだけど、一歩外へ出ると相変わらずがさがさした空気で落ち着けない街であった。私のような田舎者にはちょっとつらい。


帰りに東武百貨店の和洋菓子コーナーをぶらついていたら月見団子を見かけて、今日が十三夜だったことを思い出した。せっかくだからと、仙太郎の後(のち)の月見団子を買って帰る。


見た目はなんとなくカモノハシを連想してしまった。これは里芋をかたどっているんだろうな。一般的な月見団子と違い、団子をこしあんで包み、栗の甘露煮をひとかけ飾ってある。団子はけっこう固めで、はったい粉でも入っているのか茶色がかってほんのり香ばしい。


中秋の名月はえらい大荒れで月見どころじゃなかったけど、今日の夜空にはくっきりきれいな、満月に二日足りないお月さん。ま、団子を食べる口実なんだけどさ。