母が新聞屋さんにチケットをもらったそうで、東京都美術館で開催中の「第90回
国風盆栽展」へご一緒するなり。
盆栽鑑賞の基本をまったく知らずに行ってしまったけど、それでもその佇まいや枝
ぶりなど、小宇宙ともいうべき凝縮された美の一端を楽しませてもらった。
盆栽を堪能したあとは、案内板につられて上野東照宮へ。
上野には何度も来ているのに、東照宮参拝は今回が初めてだと思う。
2年ほど前に改修されたそうで、全体的に色鮮やか。
唐門の柱の脇には左甚五郎作の昇り龍・降り龍の彫刻がある。
門の向こうは社殿で、拝観料500円を払って敷地内へ入ることができる。
社殿内部は非公開だけど、社殿をぐるりと囲む透塀と呼ばれる外壁の彫刻がお見
事。屋根の下あたりと足元近くの二部構成で、上は野山の動植物（含昆虫）、下
は海川の動物たちがびっしり。
これまたひとつの小宇宙。
見ごたえあるけど、すっかり冷え切りダウナーモードで帰途につく。
