今日は粟ぜんざいと抹茶でブランチを。近所に民家の一画を改装して営業を始めた小さな甘味処があるのだ。開店したのは数ヶ月前だけど、営業日が月に2〜3日しかないせいもあって、今日が初訪問。
あんみつや季節の羊羹などのメニューの中から、あったかいものが欲しくて粟ぜんざいをいただく。北海道産の手芒豆を使っているという白いぜんざいは、小豆とはまた違った味わいでおいしかった。
あと、季節の羊羹が梅と柚子と聞いてこちらも捨て難く、お持ち帰りをお願いすることに。これまたベースは白い豆で、ざっとつぶした煮豆を寒天でさらりと固めたような一品。
どちらも甘さはぐっと控えめで塩を効かせてあり、豆の味がよく出ている。柚子は刻んだ柚子の皮がいい香り。梅は自家製の梅干を刻んで入れてあるそうで、しょっぱさと甘さが混じり合い、さっぱりとした不思議なおいしさだ。
お店の雰囲気も甘味も全体に家庭的で、素材にこだわってすべて手作りしているというのがうなずける。来月は桜のメニューが登場するらしいから、また行かなくっちゃ。