世の中にバウムクーヘンは多々あれど、「これぞ(自分にとっての)バウムクーヘンだ!」と思えるものは意外と少ない。
そんなところに出会った久々のヒット作は、福島県は小名浜にあるコンディトライ アンドウのバウムクーヘン。
店主の安藤さんはドイツで修行されてマイスターの資格を持つとのこと。
アーモンドとヘーゼルナッツの2種類のうち、ヘーゼルナッツを試しに買ってみた。
一般的なバウムクーヘンと違い、形は小ぶりなスティック状。平たい鉄板で焼いているのかな?
ローマジパンの入った生地はしっとりして、大きさの割にはなかなかの重量感。一口かじると、「そうそう、これがバウムクーヘンだよ」と言いたくなるような、私の求めるバウムクーヘンの味が広がって、思わずにんまりしてしまう。
ヘーゼルナッツの風味はほのかだけれど、食感も味も文句なし。さすがマイスター。
やっぱりバウムクーヘンはふかふかよりも、ずっしりしっとり、でなくっちゃ。