Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

ミュージアムカフェ@三井記念美術館

今日は母の日。プレゼント代わりに、転居してこのかた少し引きこもりがちな母を美術館ツアーへご招待。行く先は母のリクエストにより、日本橋三井記念美術館


知らなかったけど、今日は神田祭の神輿宮入の日だったんだね。三越の本店前に差しかかると、ちょうど室町一丁目町会の神輿が到着するところでけっこうな賑わい。

外の喧噪とは裏腹に、美術館はとても静謐な別世界だ。木と石をふんだんに使った重厚なインテリアがまるでラグジュアリーホテルのようで、展示品だけでなくそちらにも見入ってしまったよ。ミュージアムショップも質のいいものを選りすぐって置いてある風で、これまた品が良い。

そもそも、美術館の入っている建物、三井本館からして国の重要文化財だし、中身もそれにふさわしくしつらえてあるんだろうね。


展示は東京国立博物館台東区立書道博物館との3館タイアップ企画「拓本の世界 ―3館所蔵善本碑帖展―」。悪筆の私にはため息の出るような、美しい書の世界だー。


目の保養のあとは舌の保養。併設のミュージアムカフェにてお茶とスイーツのひとときを。母はジンジャーミルクティーとアイス最中、私はジンジャーミルクティーと白胡麻プリンをいただいてみた。

ジンジャーミルクティーはしっかりとした味わいのミルクティーに、ジンジャーがたっぷり入って舌がぴりぴりするほど。大ぶりのお茶碗になみなみと注がれて、お茶受けにクッキ−もついてくるので、これだけでもお腹いっぱいになってしまう。

胡麻プリンは、ワイルドな黒胡麻とは違い、胡麻風味は豊かなんだけどあくまで上品。ボリュームがあるから、舌もおなかも大満足だ。


母の日プレゼントではあるけど、自分自身もすっかり楽しんじゃったな。まあ、母が喜んでくれたので何より。