Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

桜の季節に-5

外は雨のち曇りのあいにくな天気だけど、叶匠寿庵花遊山野づつみをいただきながらお花見気分。


花遊山は簡単に言えば道明寺。でも、個包装された日持ちのするタイプなので、生菓子のものとは少し違う。道明寺のゼリー寄せとでもいいたいような、寒天を使った歯切れの良い生地で、中のこしあんも瑞々しく口の中ですっと溶けていく。
春先限定のお菓子だけど、夏のデザートにもよさそう。


野づつみは柔らかな草餅を水ようかんみたいなさらっとした粒あんで包んだもの。よもぎの香りはそれほど強くない。大納言を使っているだけあって、あんの粒が大きくておいしい。
野原をイメージさせる草餅をあんで包んであるから野づつみなのかな。


春の野原にたたずんで桜を愛でるような、そんな趣の二品。