Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

なめらかなハードボイルド

食べたこともないのに、器に描かれたハードボイルド風な男の人の顔とその値段で覚えてしまったのが、南葉山に本店のあるレストラン、マーロウプリン
デパートの催事のチラシで見かけるたびに、なんでプリンにこのデザイン?と不思議に思いながら、マーロウがフィリップ・マーロウにつながるまでけっこう時間がかかった。


何より600円以上というその値段に尻込みして今まで食べたことがなかったけど、今日こそトライしてみる。といっても、庶民な自分にはカスタードプリンと黒みつのプリンの2つが精一杯。


カスタードプリンはとろけるタイプではなく、卵と牛乳で作るしっかりした手作り風のもので、素直な味わい。カラメルソースの濃さもほどよくておいしかった。
黒みつの方は配合が違うせいか多少ムースっぽい柔らかな舌触りで、黒みつの風味が堪能できるのに、後口がしつこくないのがいい。


器が実はパイレックスの耐熱ビーカーで、洗って返却すれば200円で引き取ってくれるとのこと。容器代を差し引くと400円とか500円なのか。量が多いことを考えると妥当な値段設定なのかもしれないけど、500円のプリンねえ。うーむ。


容器は家庭でいろいろ使い道があるようだけど、我が家には似合わないな。マーロウ氏には悪いけど、私の好きな探偵はホームズ(本家)と薔薇十字探偵だけだし。