Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

行列のできる栗

ベーグル好きな同僚が、某フランス系パン屋のベーグルが今ひとつだったとぼやいていたので、お奨めの店情報と味見用にその店のベーグルを1個あげたら、けっこう気に入った様子。
で、そのお礼にと小布施栗菓製造の栗福をくれた。


以前にも「すごくおいしいんだよ」といって分けてくれたことがあるんだけど、この栗福、手に入れるのはそう簡単ではないらしい。店売りはしておらず、デパートの物産展などでの実演販売のみ。しかも行列ができることも多々あるというから大変だ。


彼女はこの栗福にけっこう入れ込んでいて、今回は所沢の西武百貨店に巡回してきたところをキャッチ。会社帰りに行ったら行列ができて購入数も制限され、並んだ挙句に5個しか買えなかったそうだ。

近場の店でささっと買った160円のベーグルが、根性で手に入れた210円の栗福になるなんて、わらしべ長者みたいで申し訳ない。


大きさは子供の握りこぶしくらいあり、人形焼風の薄い皮の中には栗あんと大きな栗の甘露煮一粒がぎっしり。この栗あんがまさに栗。ゆで栗を食べているような、栗そのものの味わいでなんともおいしい。

焼き立てを買ったその場で食べるのがおいしいと聞き、ちょっとレンジで温めてみたら、確かに栗の風味がいちだんと増したような気がする。


せっかくの福だから母と半分ずつ分けたけど、大きさが大きさだけにひとりで丸ごと食べたらご飯いらないな。