Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

大きいことはいいことだ?

母が学生時代の仲間との集まりのため豊橋へ里帰りし、お土産に懐かしいものを買ってきてくれた。


父方の実家へ行くには豊橋から単線のローカル線に乗るのだけれど、その沿線でちょっとした名物なのが「植田(うえた)の大まんじゅう」。植田という駅が最寄になる和菓子屋さんが作っているまんじゅうで、両親が結婚する前からすでに名物だったという話。


自分で食べたのは20年以上昔のことながら、子供心に衝撃的な大きさだったように思う。大人の目で見たら意外と小さいかもしれないので母に確認してもらうと、やはり赤ん坊の頭くらいの大きさだそうな。


そんなものは重くてしんどいからと、今回は中まんじゅう(?)の白あん、粒あんセットにした由。それでも1個の重さは約350グラム、面積はタバコの箱2つ分といったところ。大まんじゅうのおよそ1/3強くらいか。


味はごく普通の田舎まんじゅうで、大きいだけに皮は少し厚め、あんこは白、粒どちらもこってり甘い。粒あんのほうは黒糖風味でこくがある。あんこを食べてるようなもんだから、ほどほどにしないと汗が出るけど、濃い目のお茶と一緒にいただくとおいしい。


懐かしの味が健在なのはうれしいことだ。