Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

羊に注意

今日は暑くもなく寒くもなく、雨もなんとか降らずに自転車日和。ぷらぷらと西荻窪まで愛車(ほんとは弟の預かりもの)を転がす。


三月の羊へ行こうと思ったら表通りから少々引っ込んだ場所で、最初はうっかり素通り。戻る道すがら、やっと「羊の飛び出しに注意」の小さな看板に気が付いた。


ごく小さな店ながら客の途絶えることがなく、店に入ってすぐ目についたクグロフは、他の人に先に買われてしまってsold out。うきー。まあ、そもそもの目当ては羊のプリンだったんですがね。ほかに羊乳のチーズケーキなんてのもあったのでそれも追加。焼き菓子はかなり迷った末に今回は断念。


羊のプリンはねっとりして少しざらつくような舌触り。わりと濃厚な、プリンらしい味でおいしい。キャラメルのほろ苦さ加減も好みだった。

チーズケーキはいかにも手作りっぽい素朴な感じで、恐れていたような山羊チーズ風の癖はなく、ちょっと乳臭さが強いかな、程度。タルト生地は固めだけど焼きがしっかりしている。こっくりしたベークドチーズケーキが好きなので、これもおいしくいただいた。

初体験の羊のお乳は、山羊に比べてマイルドだしこくがあるし、悪くない。


価格は全般にちょい高めで、手作り風のお菓子や手書きイラストなんかを見ていると、カレルチャペックスウィーツを思い出す。こちらのほうがかなーり素朴だし、思想も違うんだろうけど、なんとなく。