どんより曇天のもと、母とふたり、山種美術館で開催中の企画展「水を描くー広重の雨、
玉堂の清流、土牛のうずしおー」へ。
流れたり渦巻いたり降り注いだり、さまざまな水の色・形を楽しんだあとは、館内のカ
フェでオリジナル和菓子とお茶のセットをいただく。
名前はお抹茶セットだけど、抹茶のほか2種類のお茶から好きなものを選べる。和菓子は
展覧会ごとに青山の老舗菓匠「菊家」へ特注するんだとか。
今回の展示に合わせた5種類のお菓子のうち、選んだのは「涼やか」。
小林古径の＜河風＞に描かれた、涼をとる娘が手にする団扇をかたどったもの。添えるの
は、春蘭の塩漬けにお湯を注いだ「らん香湯」。
「涼やか」は、刻んだドライあんず入りの練り切りで、こしあんを包んである。上品な甘
さとあんずの風味が美味。
春蘭の香りをそもそも知らないので、「らん香湯」はほんのり淡い何かの香りとしか表現
できないけど、塩気が和菓子と合っておいしかった。
【Data】
店名：Cafe 椿
場所：東京都渋谷区広尾3-12-36 山種美術館1F
価格：1,100円
