Quailの日々雑甘

本物志向でもなきゃ違いのわかる舌もなく、お菓子ならなんでもおいしい雑食的日々の記

茶むすめ(大納言) ほか

ほぼ2年ぶりで実家を訪れた姉夫婦が持ってきてくれたのは、狭山市に本店のあるお菓子屋さん、かにやの銘菓詰め合わせ。
その中からいくつかいただいてみた。

茶むすめ(大納言)。

茶壺をかたどった、ゴルフボールくらいの大きさの最中。コロンとしたフォルムがかわいい。

中には大納言の大きな粒が存在感のある、上品な甘さの餡がぎっしり詰まっていて、とてもおいしかった。
食べてないけど、ほかに抹茶餡もあり。

拍手さい彩(はくしゅさいさい)。

狭山抹茶「明松(みょうしょう)」 を使ったダックワーズ。

アーモンドたっぷりの抹茶入り生地で、抹茶クリームと丹波大納言をサンド。お茶の香りとクリームのコクに大納言の甘みも加わって、これまたおいしい。

関東あばれんぼう。

アルミの包み焼きにしたバター風味のミルク饅頭で、シャトレーゼの梨恵夢とか高知銘菓のかんざしと似た系統。

武蔵国を疾駆していたであろう関東武士に想いを馳せたネーミングとは裏腹に、とてもしっとり繊細な食感。
玉子・ミルク・バターの風味豊かなおいしいお菓子だった。

ケンキ。

柔らかでコシのあるカステラ生地にチーズクリームをサンドしたブッセ。

いまの埼玉のあたりは、7世紀中頃にはすでに朝廷の牧場があり、牛乳を使った乳製品が作られていたとのこと。そこから乳製品つながりのお菓子になったと思われるけど、名前の由来はそれと関係のない「県旗」らしい。
クリームは北海道産バターとチーズにフランス ゲランドの塩を加えているそうで、濃厚なコクと、強目の塩気が美味。

【Data】
 製造者:株式会社かにや
 場 所:埼玉県狭山市柏原337-13
 入手元:姉夫婦より